日本舞踊の名門家系に生まれながらも、女優としての道を切り開いた藤間爽子さん。
その背景には、伝統芸能の家元としての重責と、自己表現を追求する情熱がありました。
幼少期から祖母である藤間紫さんに師事し、7歳で初舞台を踏むなど、日本舞踊の天才少女として注目を集めた一方で、大学在学中に演劇の世界へ挑戦を開始。
NHK朝ドラで女優デビューを果たし、日本舞踊家としてのしなやかな所作を生かした演技で多くの視聴者を魅了しています。
この記事では、藤間爽子さんの学歴や華麗なる家系をご紹介します。
藤間爽子 プロフィール
本名 | (ふじま さわこ) |
別名義 | 三代目藤間紫 |
生年月日 | 1999年8月3日(30歳 2024年現在) |
出身地 | 東京都 |
身長 | 154cm |
趣味 | 舞台鑑賞 |
特技 | けん玉、ボーリング、モスキート音探し |
藤間爽子の学歴
藤間爽子さんの学歴をご紹介します。
小学校
藤間さんが卒業した小学校は不明です。
藤間さんは日本舞踊紫派藤間流の家元という格式ある家庭に育っているため、卒業した小学校は私立の有名校である可能性が高いです。
中学校
藤間さんが卒業した中学校は不明です。
やはり、小学校同様、私立の有名校に通っていた可能性が高いです。
高校
藤間さんが卒業した高校は「学校法人 堀越学園 堀越高等学校」トレイトコースです。
堀越高校は、芸能人を幅広く受け入れている高校として有名で、現在まで、多くの芸能人が堀越高校を卒業しています。
藤間爽子さんの堀越高等学校の時代の同級生には、今や、押しも押されもせぬ人気女優の川口春奈さん、宗教家・女優の千眼美子さん、ファッションモデルの岡本杏理さん、俳優北村一輝さんの息子であるダンサーの北村将清さんなど、各方面で活躍されている方がいらっしゃいます。
藤間さんと川口春奈さんとはドラマ「silent」で共演し、実際、堀越高校時代も、藤間さんが川口さんにノートを貸したりするほど仲良くしていたようです。
学校法人 堀越学園 堀越高等学校の詳細についてはこちら↓↓↓
大学
藤間爽子さんは青山学院大学文学部比較芸術学科を卒業されました。
比較芸術学科という聞き慣れない学科ですが、おもに、美術と音楽と演劇、映像などについて勉強します。
ただし、美術学部のように絵を描いたり、音楽学部や映像学科のように実際に楽器を演奏したり、映画や映像を撮ったりといった実際実技などを伴うような学問でありません。
あくまでも、美術や音楽や演劇や映像を学問として勉強をする学科です。
たとえば、「ゴッホはどういういきさつでこういう絵を描くようになったのか」「モーツアルトやベートーベンの作品にはどのような時代背景があるのか」「歌舞伎というのはどのように生まれたのか」といったことを学びます。
爽子さんが、比較芸術学科を志望した理由は、日本舞踊以外にも自分を表現する道はあるはずだとの思いがあったそうです。
【青山学院大学の概要】
所在地 | 青山キャンパス 東京都渋谷区渋谷4-4-25 相模原キャンパス 神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1 |
学部・研究科 | (青山キャンパス) 文学部・教育人間科学部・経済学部・法学部・経営学部・国際政治経済学部・総合文化政策学部 文学研究科・教育人間科学研究科・経済学研究科・法学研究科・経営学研究科・国際政治経済学研究科・総合文化政策学研究科・社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコース 国際マネジメント研究科・会計プロフェッション研究科 (相模原キャンパス)理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部 理工学研究科・社会情報学研究科社会情報学コース |
学生数 | 約20,000人 |
おもな著名人 | Mie(モデル) あさのあつこ(小説家) ステファニー(歌手、俳優) にしおかすみこ(お笑い芸人) ねじめ正一(小説家) ホラン千秋(俳優、キャスター) 井口資仁(元プロ野球選手) 他 |
青山学院大学のホームページはこちら↓↓↓
藤間爽子の家系
藤間爽子さんの祖父は、人間国宝で舞踊家の二世藤間勘祖(六世藤間勘十郎)さん、祖母は、日本舞踊・紫派藤間流初代(初世)家元である藤間紫さんです。
母親は元女優の島村佳江さん 島さんは、テレビドラマ『太陽にほえろ』や朝ドラ『おていちゃん』 大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』などに出演されました。
父親は元俳優の藤間文彦さん テレビドラマ『ガッツジュン』や銀河テレビ小説などで主演を務めました。
しかしその後、母である藤間紫さんが二代目市川猿翁さんと不倫の末に再婚したことで、俳優業を引退し、猿翁さんの事務所の社長に就任しました。
就任後は、スーパー歌舞伎のプロデューサーを務めました。
そして猿翁さんの前妻との息子が香川照之(別名義 九代目市川中車)さんです。血縁でありませんが、藤間爽子さんと香川照之さんは叔父と姪という関係になります。
ただ、猿翁さんと藤間紫さんは不倫の末に再婚さしたため、猿翁さんと香川さんの関係は長らく途絶えていました。
その後、猿翁さんと香川さんは和解し、香川さんは歌舞伎界へ進出していきます。
そこのような経緯があり、香川さんが父親の不倫相手の孫である藤間爽子さんをどのように思っているのかはわかりませんが、2021年に爽子さんが、三代目藤間紫を襲名した際も香川さんはノーコメントでした。
このようなことから、今後、藤間爽子さんと香川さんの共演作品をみることは難しいかもしれません。
藤間爽子さんには、藤間貴彦さんという兄がいます。
貴彦さんは、元2006年ジャニーズ事務所へ入所し、「Tops」というユニットで活動していました。貴彦さんも祖母から日本舞踊の手ほどきを受けていたため、それを活かして、滝沢歌舞伎などに出演していました。
その後大学進学のためにジャニーズ事務所を退所されています。
そして2021年妹の爽子さんが三代目藤間紫を襲名したことでを機に、初代藤間翔を襲名。男性日本舞踊家として活躍されています。
藤間爽子さんは、幼いころから祖母である藤間紫さんに師事。
7歳のときに歌舞伎座の舞踊会で初舞台を踏みました。
そして小学4年生のときに舞った「羽根の禿」という演目を猿翁さんが大絶賛したことから、祖母の藤間紫さんがその技量に嫉妬したというエピソードがあります。
そのため、早くから祖母である藤間紫さんの後継者として注目されていたようです。
実際、藤間紫さんは「爽子が年頃を迎えた暁(あかつき)には、家元として藤間紫を襲名させて欲しい」と遺言を残していたそうです。
そして2021年、爽子さんは三代目藤間紫を襲名しました。
ただ、爽子さんは女優になりたいという希望も持っていました。
家元の孫として次期家元として見られることが多く、本当の自分というものを見てもらえていないと考えるようになり、舞踊から離れたいという気持ちになっていたことも女優の道へ進みたいという動機になったようです。
そして大学3年のときに人気劇団の「阿佐ヶ谷スパイダース」のオーディションを受け、見事に合格。ここから本格的に女優の道を志すことになりました。
そして、大学を卒業した2017年、NHKの朝ドラ『ひよっこ』で女優デビューを果たしました。
その後も日本舞踊の家元と女優という二足の草鞋で、活躍を続けています。
『新暴れん坊将軍』レギュラー出演開始!
2025年1月、松平健さん主演の暴れん坊将軍が『新暴れん坊将軍』として17年ぶりに復活しました。
このドラマに藤間爽子さんも老舗材木商「猪俣屋」の娘 「おきぬ」としてレギュラー出演しています。
爽子さんの時代劇の所作などに日本舞踊が活かされそうですね。
是非注目して観てください。
まとめ
藤間爽子さんは、日本舞踊紫派藤間流の三代目家元でありながら、女優としても活躍しています。
祖母である人間国宝・藤間紫さんに幼少期から師事し、7歳で初舞台を踏むなど伝統芸能の世界で才能を発揮。
一方で、自らの表現の可能性を広げたいという思いから、大学在学中に演劇に挑戦。
そして、NHK朝ドラ『ひよっこ』で女優デビューを果たしました。
大学で学んだ比較芸術学を基盤に、舞台や映像作品でその表現力を磨き、日本舞踊家としてのしなやかさを活かした演技が評価されています。
歌舞伎界や芸能界で活躍する親族を持ち、華麗なる一族としても注目されています。
2025年1月から『新暴れん坊将軍』にレギュラー出演し、時代劇での新たな魅力を発信中。伝統と現代を結ぶその生き方は、多くの人に感動を与えています。
藤間爽子さんの今後のさらなる飛躍に期待しましょう。