「スターウォーズ」や「インディージョンズ」などで人気を博した米映画俳優ハリソン・フォード氏(82歳)が映画界から完全引退することを表明したようです。
映画界引退の理由
引退理由については、詳しく語っていませんが、引退後の生活については、趣味の飛行機の操縦を楽しみたいといったことや、家で家族と過ごす時間も増やしたいといった希望を述べています。そして、「映画以外にも人生にはやりたいことがある」と語りました。
82歳という高齢の域に到達して、体力的な限界も感じ始めたのかもしれませんね。これまで、数々のヒット映画に出演し、これからは悠々自適に暮らせるだけの経済力もあるのでしょう。
ハリソン・フォードの基本プロフィールと経歴
- 氏名:Harrison Ford
- 生年月日:1942年7月13日
- 年齢:82歳(2024年時点)
- 出身地:アメリカ・イリノイ州シカゴ
- 職業:俳優・映画プロデューサー
- 活動期間:1966年~現在
- 身長:185cm
- 配偶者:メアリー・マーカート(1964年 – 1979年)、メリッサ・マシスン(1983年 – 2004年)、キャリスタ・フロックハート(2010年 – 現在)
2. デビューからブレイクまでの道のり
ハリソン・フォードは、ウィスコンシン州のリポン大学に在学中に演劇に興味を持ち、俳優を目指すようになります。1966年に映画『かたみの二人(Dead Heat on a Merry-Go-Round)』で端役として映画デビューを果たしますが、なかなか成功にはつながりませんでした。
当時、彼は映画の仕事だけでは生活が厳しく、大工として働きながら俳優の道を模索していました。しかし、この大工としての仕事を通じて映画界の重要人物と出会い、後に大きな転機を迎えることになります。
3. 『スター・ウォーズ』での大ブレイク
1977年、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でハン・ソロ役に抜擢され、世界的なスターとなりました。ルーカス監督との縁は、彼が大工の仕事をしていた際に『アメリカン・グラフィティ』(1973年)に出演したことがきっかけでした。
ハン・ソロは皮肉屋でありながらも正義感のあるキャラクターとして多くのファンに愛され、続編の『帝国の逆襲』(1980年)、『ジェダイの帰還』(1983年)にも登場。その後、続三部作の『フォースの覚醒』(2015年)にも出演し、世代を超えて人気を博しました。
4. 『インディ・ジョーンズ』シリーズでさらなる成功
1981年、スティーブン・スピルバーグ監督とジョージ・ルーカスのプロデュースによる映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で考古学者インディアナ・ジョーンズ役を演じ、またしても世界的大ヒットを記録しました。
シリーズはその後も続き、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)と制作され、2023年には最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開されました。
5. その他の代表作と演技の幅広さ
ハリソン・フォードは、アクションスターとしてだけでなく、多様なジャンルの作品で活躍してきました。
- 『ブレードランナー』(1982年) – リドリー・スコット監督のSF映画で、ハードボイルドな刑事デッカードを演じる
- 『逃亡者』(1993年) – 無実の罪で追われる医師役でアカデミー賞にノミネート
- 『エアフォース・ワン』(1997年) – アメリカ大統領役としてテロリストと戦うアクション映画
彼の出演作は興行的にも大成功を収めており、名実ともにハリウッドを代表する俳優の一人となっています。
6. 私生活と人柄
ハリソン・フォードは私生活では非常にプライベートを重視するタイプであり、俳優業の合間にはパイロットとして飛行機を操縦したり、環境保護活動に熱心に取り組んでいます。特に、アメリカの環境保護団体「Conservation International」の副会長として活動し、環境問題にも積極的に発言しています。
また、長年にわたりパイロット免許を保持しており、過去には墜落事故を経験するも無事に生還するなど、そのタフさも話題になりました。
まとめ
ハリウッドを代表する俳優ハリソン・フォード氏(82歳)が映画界から完全引退することを発表しました。『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役や『インディ・ジョーンズ』シリーズでの活躍をはじめ、多くの名作に出演し、長年にわたり映画ファンを魅了してきました。引退後は、趣味の飛行機の操縦や家族との時間を楽しむ意向を示しており、「映画以外にもやりたいことがある」と語っています。ハリソン・フォードさんの第二の人生が幸多き事をお祈りします。